
店主 鈴木雄大さん
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仙台市一番町、トラストタワーのすぐ近く
土日は結婚式の二次会やイベントでにぎわい
そして平日は仕事帰りのサラリーマンたちが
会話に花を咲かせているお店がある

このお店の店長・鈴木雄大さんは若干32歳。
お店を任されて早3年半。
現在は独立し、数名のアルバイトを率い
このお店を経営している
現在では、開店当初の目標も達成でき
たくさんのお客さんに喜ばれているお店だ
しかしその道のりは決して平たんでは無かった
そこで仙台市一番町にあるDream Home
ここの店長・鈴木雄大さんの半生に迫る

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山形県出身、農業を営む家庭に生まれ
大学進学を機に仙台で暮らし始めた
バーでアルバイトの傍らで弁護士を志し、
大学院へ進学。勉強に明け暮れる毎日だった
しかし、東日本大震災で人生観が大きく覆る
弁護士になる事が本当にやりたい事なのか?
そして、期限と覚悟を決めて挑んだ司法試験
迷いが消えないまま受けた結果は、不合格
就職活動もしておらず、貯金も無い中、
2014年、社会へと飛び出す事になった

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お金が無い中、はじめに就いた仕事は
岩手県の旅館で住み込みのアルバイト。
まかないなどを通じ、料理の基礎を覚える

住み込みで働いた後、始めたのがお弁当屋さん
なんと卒業し、3カ月の住み込みバイトの次に
自ら宅配お弁当事業で独立したのであった
平日は早朝からコンビニバイト、
帰ってきてお弁当を作って配達。
わずかな仮眠をとり、またコンビニへ
土日は結婚式場でサービスのヘルプを行い
平日も土日も夜も昼も関係なく働き続けた
そして1年後、体を壊してしまい
宅配お弁当事業を畳むこととなる

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バーテンダー、旅館、弁当、
今までの仕事で共通しているのは、「飲食」。
心のどこかで、実家の農業との関連性を
探していたのかもしれない

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2015年、復調後にシェア店舗を手伝い
日銭を稼ぐ中、運命的なオファーが訪れる
それがDream Homeの前身、
Dream Wall店長のオファーだ。
このお店の大きな特徴は三つ。
① Barとしてはゆったりとした空間

② ドリンクはセルフサービス。店員は一人

③ お客様が夢を記入するクリスタルボード

開業当初は苦難の連続だったという
一年目の年収はわずか40万円。たりない人手。
突然のキャンセル。マネジメントの難しさ。
様々な苦難に店へ行く事すら憂鬱な日々だった
心が折れそうな毎日。
「なぜあの時、続けられたのか。
いまでも不思議なんですよね」
と、当時を振り返る。
ただ、そんな中でも彼は一人ではなかった。
適切なアドバイスをくれる師匠の存在と
自分を支持してくれたお客様の数々
当時の様子はクリスタルボードが物語る。



仕事はもちろん、プライベートのことまで
日に日に、みんなの夢でいっぱいになっていく
これらは、すべて達成した人たちの声である。
そんな夢が交錯する場所へと
少しずつだが、成長していった

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プライベートではお店を任された2016年に結婚
同年に第一子が誕生し雄大さんを支え続けてきた
「妻はよくついてきてくれたと思います」
と、少し恥ずかしそうに話してくれた。
そして、2018年3月。正式に独立を決意。
名実ともに代表社員としてお店を経営している
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現在、あの夢が描かれたボードは
クエストボードと名を改め、
趣味のイベント、仕事での繋がり、婚活まで
お客様のあらゆるサポートを、
お店をあげて行っている。

このクエストボードを活用するには理由がある
雄大さんが目標しているこの先は
バーという経営にとどまらないからだ
「ここに来れば、夢が叶う。
そんなパワースポットにしたいんです」
お客様の幸せを願い
今日もお店を開いている。
もし貴方が、何か挑戦をしたいけれど
仲間がいない、どうすればいいか分からない
と、思っているのであれば
まずは、雄大さんと話してみては?
昨日とは違う何かが起きるかもしれません

店主 鈴木雄大さん
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Profile
カジュアルリビングバー DreamHome
URL: http://dreamhome-sendai.jp/
Instagram: https://www.instagram.com/dreamhome70/
〒980-0811 宮城県仙台市青葉区一番町1丁目8-32 T&Rビル2階
TEL:022-302-5736
お店のメニューはこちらから
http://torch-for.me/dream-home-menu/
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Photo & Written by Loca
*Loca は個人の歴史を物語にするプロジェクトです。
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